大家さんにとって身近な問題とは

「何故古いアパートを持ち続けているのでしょうか?」

という問いに対する理由です。それは

1,このままでも、相続資産価値の圧縮になるから。(更地の評価は高いので)

2,いくらかでも家賃収入から現金が残るから。(でも、修繕費等経費支出があり、

建物減価償却が少ないと所得税もかかり、黒字経営でもお金が残らない例もあります。)

3,建て替えか取壊し後の活用方法が良く分からないから。(アパート建替え=旧建物取壊し

入居者立退き交渉、建物新築貸出は資金もかかる「大事業」です。)

それでは、次の代の方の考えを聞いてみましょう。もし、将来相続する世代が現状の形では

資産を譲り受けたくないとしたら…考えるべき課題となりますね。選択肢は次の3通りとと考えます。

1,更地にして売却処分する。(建物解体費用と一括購入先の価格条件次第で残るお金が決まります。)

2,現況の侭、土地の値段で売却する。(買い手の目的により取引価格が決まります。)

3,空室部屋の原状回復及び価値向上のリフォーム修繕工事後売却処分する。

(これは専門業者が行う「取引物件の投資利回りを良くして価格を上げる」高度な手法です。

一般的に個人の売主様が選択する方法は上記の1,か2、です。

毎年負担する固定資産税や借入金返済、管理費等賃貸経営上の経費を考慮して、

あと何年保有することでいくらお金が貯まるか、或いはお金が減っていくかという

計算をしてみると売却処分による損失増減がわかりやすくなります。