「座右の寓話」から学ぶ
「座右の寓話」という本から以下引用です。
ある時、裕福そうな老人が良寛和尚を訪れ、神妙な顔で尋ねます。
「私は今、80才です。お金はそこそこあるし、もう何をしたいと思うこともありません。
ただ、一つだけ自分の力ではどうしても叶わぬことがあります。何としても100才まで生きていたいのです。何か良い工夫があったら教えて下さい。」
和尚は「何かと思えばたやすいご用です。」にこにこしながら答えました。そして、
「もう100才まで生きたと思いなさい。そうすれば、あなたは100才まで生きたことになる。
そう思って一日生きれば 一日儲かったことになる。こんなうまい話はない。」
こう話し大きな声で笑いました。
相談に来た老人は自分の欲の深さを悟り、以後その日その日を楽しく有意義に送るようになりました。
良寛和尚からの教え
良寛和尚からの教えは、「未来のために今を犠牲にするという姿勢から
「今を(有意義に)生きる」という姿勢の転換です。
長寿は目的ではなく結果だと言う事を教えてくれる寓話でした。
健康はそれ自体が目的では無く、良い人生楽しい人生を送るための条件なのです。
年を重ねるにつれ時間が過ぎるのが速くなった、と誰もが感じますが、
これは日々の生活に新鮮味がなくなるからでしょう。
少しでも時間の流れを遅くするために
では、少しでも時間の流れを遅くするためにはどうしたら良いのでしょう?
おそらく新しいことにチャレンジすることでしょう。
人は未経験の何かに挑戦しているときは強い感情が沸き上がっており、それが意識に残り、
時間が長く感じるようなのです。
こんな事を書いている私も大したことに挑戦しているわけではありませんが、
スマホの将棋ゲームや埋め込みパズルを毎日少しづつ難度を上げて失敗を繰り返しながら
楽しく挑戦(?)している次第です。(笑)
さて、皆さんにとっての新しい事へのチャレンジとは何でしょうか?