玉敷神社の魅力を徹底解説

玉敷神社は、埼玉県加須市に鎮座する古社で、大宝3年(703年)に創建されたと伝えられています。

平安時代の「延喜式」(927年)にもその名が記され、長い歴史の中で地域の人々から広く崇敬を集めてきました。

戦国時代、上杉謙信の関東出兵によって正能村(現加須市正能)にあった社殿が焼失しましたが、江戸時代に入り騎西城近くに遷座され、1627年頃に現在の地に移されました。

玉敷神社は「久伊豆大明神」とも称され、旧埼玉郡の総鎮守として「騎西の明神様」として親しまれ、多くの分霊社が全国に広がりました。

現在の本殿と幣殿は、文化13年(1816年)の建築で、五代目後藤茂右衛門による精巧な彫刻が施されています。

拝殿は明治31年(1898年)の修築によるもので、玉敷神社の歴史と伝統を今に伝えています。

玉敷神社について

玉敷神社の詳細情報

所在地埼玉県加須市騎西552−1
TEL0480-73-6022
祭神大己貴命(大国主命)(おおあなむちのみこと、(おおくにぬしのみこと))
神徳縁結び、厄除開運、安産・、商売繁盛、無病息災、家内安全 他
営業時間社務所(三が日対応時間):8:00~18:00
神社:自由参拝
お祭り2月 1日(初春祭・だるま市)、 5月 5日(春季大祭・藤祭り)、
7月15日(夏季大祭)、 12月1日(例大祭)
料金入場無料、駐車場無料
その他創建1300年以上の式内社。
国指定文化財の神楽、だるま市等の行事に加えて、四季折々の花
(蝋梅・梅・桜・藤の花・紫陽花・等)も楽しめることから、参拝客が絶えない。

交通アクセス

【バス】

  • 東武伊勢崎線加須駅から、 朝日バス鴻巣駅行き又は免許センター行き 「騎西一丁目」 下車 徒歩8分
  • JR高崎線鴻巣駅から、 朝日バス加須車庫行き 「騎西一丁目」下車 徒歩 8分
  • コミュニティバス「かぞ絆号」 騎西総合支所下車  徒歩10分

【車】

  • 東北自動車道 加須インター より  約15分
  • 県央自動車道 白岡菖蒲インターより 約20分

玉敷神社伝統の「騎西だるま市」

埼玉県加須市の玉敷神社では、毎年2月1日に「騎西だるま市」が開催されます。

この伝統行事は、威勢の良い掛け声が響き渡る活気あるだるま市として、地元の人々や観光客に親しまれています。

境内の参道には数多くの露店が立ち並び、訪れる人々は縁起物としてのだるまを探しながら、新年の幸運を願います。

だるまと「だるま市」の由来

だるまの起源は、禅宗の開祖とされる達磨大師の姿を模した「起き上がり小法師」にさかのぼります。

この人形は、倒れても何度でも起き上がることから「七転び八起き」の象徴となり、福を招く縁起物として広く親しまれるようになりました。

そして、だるまを販売する「だるま市」は新年の風物詩として全国で行われています。

「騎西だるま市」の歴史

騎西地区でのだるま市の始まりは定かではありませんが、1882年(明治15年)頃に群馬県高崎市のだるま商人が玉敷神社で露店販売を行ったことが、現在のだるま市の起源とされています。

2023年からは「玉敷神社のだるま市」という名称を改め、「騎西だるま市」として新たな形で親しまれています。

2025年のだるま市概要

2025年(令和7年)の騎西だるま市は、2月1日(土)10時から18時まで開催される予定です。

玉敷神社では、11時から初春祭、13時30分からは国指定重要無形民俗文化財の「玉敷神社神楽」が奉納され、伝統文化を堪能することができます。

また、当日を含め1月中旬から2月上旬にかけて、古いだるまの奉納も受け付けており、後日「古だるま御霊慰め」という儀式が行われます。

だるま購入時の楽しみ

騎西だるま市では、購入しただるまに名前や願い事(合格祈願、開運招福など)を文字入れしてもらえるのも魅力の一つです。

小さなだるまにも対応してくれるため、家族で思い出に残る特別な一体を作ることができます。

願いを込めたオリジナルのだるまを飾り、新しい年の成功や幸運を祈ってみてはいかがでしょうか?

「騎西だるま市」は、新年を祝うとともに、伝統文化や地域の歴史を感じられる貴重なイベントです。ご家族や友人と一緒に訪れ、幸運を呼び込むだるまを手に入れてみてください。

まとめ

1300年以上の歴史を誇る玉敷神社は、訪れる人々に癒しや希望を与えてくれる神社です。

歴史や文化を感じるだけでなく、縁結びや厄除けなど多くのご利益を授かれる神聖な場所となっていますので、ぜひ一度玉敷神社へ足を運び、美しい四季折々の自然と伝統の古社で、心安らぐ時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?